ルーフパネルの「クリア剥がれ」を補修する

COLUMN

前々から気になっていた、ルーフパネルのクリア剥げ。
前回バンパーのちょっとしたクリア剥がれを、それなりに目立たなくすることに成功したので、今度はもう少し程度の酷いクリア剥がれの補修にチャレンジ!!

ポイント

  • クリア剥げは、早めに手を打った方が良い。
  • ちょっとしたクリア剥げでも、業者に修理を頼むと結構費用はかかる。
  • ある程度のクリア剥げなら、磨けば誤魔化せる可能性あり!

[現 状]近くで見ると結構酷い、クリア剥がれ

ちょっとのクリア剥げを、ほっておいたら無残な状態に。

フロントガラスとサンルーフの間の3〜4cmのパネルのクリア剥げが結構進行しており、近くで見ると「修理に出すしかないかなぁ」と行った印象ですが、位置や角度的にちょっと離れるとそんなに目立たないので、これまで見て見ぬふりをしていました…。最初は少しだったクリア剥げも、どうしようかと思っているうち損傷が進行してしまいた。

[STEP0]修理の見積もりを取ってみた

やっぱり、結構かかるのね。

なんなくティーラーは高そうなので、今回はディーラーではなく近所の輸入車を扱う整備工場に見積もりもお願いしてみました。ルーフパネル脱着に9,000円+塗装45,000円の合計54,000円とのことでした。
おそらく、探せばもっと安くできるところもあるでしょうけど、どちらにしても3〜4万はかかりそうな気配です。

以前、左側サイドミラーのクリア剥げをディーラーにお願いしたら、7,000円だか9,000円だかだったので、1万5,000〜2万ぐらいで何とかならないかなと、淡い期待を持っていましたがあっさり砕け散りました。
正直、新品みたいにピッカピカにならなくても、「それなりになれば良い」というのが本音なのですが、
長年馴染みの整備工場でもないと、なかなか難しいですよねぇ。
という訳で、とりあえず自分で試してみます!

[STEP1]耐水ペーパーで水研ぎ

塗装を剥がさないように、少しずつ慎重に。

今回はちゃんとマスキングテープで養生しました(笑)
前回のバンパーのクリア剥げ同様に、1000番の耐水ペーパーで水研ぎして行きます。
今回はクリアが劣化して白く残っている部分が多いので、結構時間がかかりました。
疲れるので、右半分を午前中(約1時間)、左半分を午後から(約1時間)と2回に分けて少しずつ削りました。

[STEP2]ピカールで磨く

地道に、根気良く。

白く劣化した部分はあらかた削れたのであまり深追いしないで、ここから先はピカールで磨くことにします。
磨き進めてみると、前回のテープで奇麗に剥がれたクリアと違い、
今回のは経年劣化でクリア自体が乾燥してザラザラになってしまっていたので、
細かいクレーターのようなボコボコが無数にあり、なかなか滑らかにはなってくれません。
もう少し、耐水ペーパーで削っても良かったかもしれません…。
かと言って、削り過ぎて塗装が剥げてしまったら「アウト」なので、我慢してピカールで磨いて行きます。

結局ピカールで磨いても全然消えなさそうな、部分的に酷いクレーターは少しだけ耐水ペーパーである程度目立たない感じまで削り直し、またピカールで磨いてを何度か繰り返しました。

[STEP3]極細コンパウンドで磨いて仕上げ

もう一手間かけて、仕上がりを奇麗に。

以前、よく分からまま買って1回しか使ってない「極細コンバウンド」が手元にあったので、今回は出来るだけ仕上がりを良くする為に、ピカールで磨いた後に「極細コンバウンド」でもう一段階磨いてみることにしました。

使用した極細コンパウンドは、ピカールと比べると水っぽくサラサラしていました。
ピカールの場合は液体の中に何か粉状の物が混ざっているのが分かる感じで拭いてる布に白い粉が残りますが、
極細コンパウンドは吹き上げても何も残りませんでした。
それだけ粒子が細かいのでしょう。

昔、ドアに鍵でつけた引っ掻き傷を消そうと思って、
訳も分からずラベルの「素早くキズを消す」の文言に惹かれて買って、ろくに使い方も知らずにちょっと擦ってみて
「あれ?全然、消えないじゃん…。」で、ほっぽり出していたこのコンパウンド。
今回は、ちゃんと実力を発揮してくれました!

[STEP4]見違えるような出来栄え!

なかなかの上出来。自分的には充分満足。

コンパウンドで全体を30分程度磨きました。磨くにつれて、表面が滑らかになっていき段々と艶が出て来ました!
近くでまじまじ見ると、クリア部分と剥がれた部分の境目が分かるのですが、ちょっと離れれば全然気にならない程度にまでなりました。磨く前の「ひどい水虫の足の裏」のような最初の哀れな写真と比べると、雲泥の差でピカピカです!
自分的には、ここまで補修できれば上出来です。

[課題]クリアをかけるべきかどうか…。

それなりに奇麗になりましたが、元々のクリアをほぼ剥いでしまって塗装面が剥き出しの状態なので、何かしらコーディングはした方が良いですよねぇ。
昔の車は色塗装だけでクリアがかかって無かったことを思うと、ワックスしたりメンテをしていけば大丈夫かなと思ったり、ライトのように簡易的なガラスコーティングすれば良いかなと思ったり、やっぱりクリア塗装した方が良のかな?と思ったりなんだり、ラジバンダリ。
しばらく様子を見ながら、いずれ検討したいと思います。

使用したアイテム

  • 耐水ペーパー(1000番)
  • ピカール(液体タイプ)
  • SOFT99 超ミクロンコンパウンド
  • 布(ショップタオル)

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