理髪店とサンデーソングブック

髪を切りに行くときは、たいてい日曜日。
いつもの床屋さんに、13：30分に予約を入れて行く。

カットはだいたい30分。
店主と雑談しているとあっというまに切り終わる。
シャンプーが済むと、椅子がリクラニングされ
顔に蒸しタオルがのせられる。

その頃には、
ラジオから山下達郎の飄々とした心地よい声が聞こえてくる。
このシチュエーションで聴くサンデーソングブックが本当に心地よい。
最高のライドンタイム、いやリラックスタイムだ。

山下達郎やサンデーソングブックに馴染みがない方には
何故に「山下達郎？」と思うかもしれないが、
ヤマタツさんの、なんとも言えない穏やかな語り口と、素晴らしい選曲は、
音楽好きはのみならず、万人におすすめできる。

サンデーソングブックで流れるのは、
毎回ヤマタツさんが自宅の「棚からひとつかみ」してきたという
オールディーズなドゥワップやR&Bなどを中心としたエバーグリーンな名曲ばかり。

時をかさね熟成されたポップミュージックは、とても雰囲気がよく
床屋でゆったりと横になり顔を剃られながら、
耳をかたむけるていると、
まるでマッサージやエステをうけているよかのように心地よい。
ひとときの間、完全に脱力してなんと云えない幸福感に包まれる。

一度おためしあれ。